マフィアが運営するオリンピック
ソ連時代からロシア政府は、政府の費用でオリンピックに出場し、メダルを取れる選手の育成を行って来た。しかし、実際にオリンピックに出場できるのは数万人に1人の優秀な選手だけであり、スポーツのみに専念して来た99%の「オリンピック脱落組」の選手達は、引退後、読み書き・計算の能力も不十分な膨大な数の人間の群れとなる。
工場・企業からは「使い物にならない労働力」として排除される、この「オリンピック脱落組」は、ロシアン・マフィアとなり、そのスポーツ選手としての腕力を生かし、麻薬売買・売春・脅迫等の暴力を伴う仕事で生計を立て、同時に、ロシアの旧KGB・秘密警察の「現場・暴力担当者」となって来た。
そして、ソ連崩壊により元オリンピック出場選手達も生活に困り、「昔のスポーツ仲間」のコネクションで、このマフィアに加わって行った。
この「オリンピック脱落組」を末端に抱える旧KGB勢力によって経営されている、ロシア最大手の石油会社がロスネフチである。
2014年には、ロシアのソチでオリンピックが開催される。このオリンピック会場の建設作業は既に始まっている。このオリンピック会場・建設委員会の全責任者=委員長は、ロスネフチ等のパイプライン建設を独占するトランスネフチの社長ワインシュトックである。
元オリンピック選手・「オリンピック脱落組」=旧KGB現場担当者のボスが、「当然」、ソチ・オリンピックを仕切る事になる。
旧KGBのボスとして、ロシアの権力を握ったプーチン本人も、柔道の達人であり、現在、ロシアは、プーチンの親友である日本の元柔道オリンピック選手・山下泰裕と、そのボス・自民党の森喜朗を通じ、ソチ・オリンピック会場建設への「資金融資」を日本に要請・打診してきている。
これは、今後、ロシアのパイプライン事業に強い支配力を持つトランスネフチの「資金源」を日本が担当するチャンスになる。
産業資本は金融資本に、必ず支配される。
ロスチャイルド世界帝国の一環としてのユーラシア帝国。その大動脈となるパイプライン事業は、メインバンク=日本の「意向を無視出来ない」事になる。ここに、早期にクサビを打ち込む必要がある。
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