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DATE: CATEGORY:植草一秀の『知られざる真実』

岡田克也氏よ、代議士に対しそんな言い方があるか
1月25日に開かれた民主党神奈川県連の総決起大会で、あいさつに立った岡田克也幹事長に「帰れコール」が鳴り響いた。神奈川の「正統民主党」は健在である。
 
 結果には原因がある。
 
 岡田克也氏は2月24日の民主党代議士会でも、正当なヤジを飛ばした民主党国会議員に対して上から目線での発言を示して総スカンを喰らっている。
 
 わが身を正すことなく、正当な発言を示す議員に青筋を立てるこの人物には国家の先頭に立つ政治家としての器量がない。自分の器量を客観的に判断して自ら要職を退くほうが、本人にとっても、民主党にとっても、この国にとってもいいのではないか。
 
 現在の民主党執行部が主権者国民から総スカンを喰らっているのには、それだけの理由がある。彼らが民主主義の根本原則を踏みにじっているからだ。
 
 民主主義を適正に運営することは容易なことではないが、日本は主権在民を明記した憲法を有し、最近になってやっと「マニフェスト選挙」なるものを実行するようになったのだ。
 
 政党が選挙の際に公約を明確に示し、主権者国民がその公約を吟味して投票に臨む。投票の結果、主権者国民の信を得た勢力は政権を樹立し、主権者国民との契約=マニフェストを誠実に実行する。
 
 マニフェストに明記した公約が守られたのかどうかは、その次の選挙の際に主権者国民が判断する。主権者国民と契約を交わした政党、政権は、主権者国民との契約、マニフェストを勝手に変更してはならない。
 
 まして、選挙の際に対立政党が提示した公約を採用することなど、許されない。どうしても主権者国民との契約を変更したい場合には、その重要事実を主権者国民に明示して、再度、主権者国民の判断を求める=解散・総選挙しかない。
 
 菅-岡田-仙谷-前原-渡部の民主党執行部は、現在、民主主義の根幹ルールを踏みにじっているのだ。消費税、普天間問題について、彼らが示している提案は主権者国民との契約に反しているのだ。
 
 また、子ども手当、高速道路無料化、高校授業料無償化、年金一元化、税による最低保障年金制度の確立などの施策は、新政権の目玉政策として提示したもので、その財源をねん出するために、官僚利権を根絶することを主権者国民と約束したのだ。
 
 ところが、現在の民主党執行部は、官僚利権根絶を完全に放棄してしまった。政府支出の無駄排除をまったく実行せずに、主権者国民との約束、マニフェストを全面放棄しようと言うのだ。
 
 岡田克也氏は、「だれがやってもできないことを、いつまでもできると言うのは国民に対して不正直だ」と居直った。



「ふざけるな」の怒号が渦巻いて当然である。
 
 天下り根絶、官僚利権根絶をやり抜き、大きな財源を生み出すことを民主党は国民と約束した。この財源を活用して、目玉政策を実行してゆくのだと主張した。
 
 天下り根絶、官僚利権根絶をやり抜き、それでも財源が足りないのなら、そのとき初めて、その実情を主権者国民に説明すればよい。だが、現執行部は、官僚利権根絶を完全に放棄しているではないか。
 
 官僚利権にはまったく手を付けず、片や大企業には法人税減税なる利益供与を行いながら、主権者国民には消費税大増税を押しつけようなど、主権者国民が受け入れるわけがない。
 
 岡田克也氏は「渋滞まで発生させて高速道路料金割引をやる意味がない」と述べた。この一言に、この人物が政治を語る資格など、まったくないことが鮮明に示されている。
 
 平日にくたくたになっている父親が、なぜ、渋滞に巻き込まれるのも承知で、休日に家族ドライブに行くのかを考えたことがあるのか。
 
 経済にゆとりがあるなら、誰でも、飛行機や特急列車で優雅な旅行をするだろう。父親はビールを飲みながら週末旅行を楽しめるだろう。そんな余裕はなく、本当はゆっくり静養を取りたいが、せっかく高速道路料金が割引になるのだからと、家族のために自分に鞭を打ってドライブに出かけるのである。
 
 それを「渋滞になる高速道路料金割引は意味がない」の一言で片づけるところに、この人間の冷血ぶりがよく表れている。
 
 政治の役割は「経世済民」にある。世を経(おさ)め、民を済(すく)うことだ。
 
 国民の幸福を実現することこそ、政治の目標でなければならない。
 
 小沢一郎氏が率いる「正統民主党」は、これまでの政治が主権者国民の側ではなく、米・官・業のトライアングルの側を向いていたとの認識の上に、主権者国民の生活を第一に位置付ける、新しい政治を実現するために行動した。そして、2009年8月の総選挙を通じて、政権交代の大業を成就させた。
 
 ところが、民主党内悪徳10人衆がクーデターを挙行し、政治権力を主権者国民の手から略奪してしまったのだ。
 
 現政権は背徳の政権であり、正統性を微塵も有していない。岡田克也氏は、このような基礎の基礎も理解できない。
 
 解散・総選挙は近い。主権者国民はマスゴミの情報操作に惑わされずに、悪徳政権を打倒し、もう一度主権者国民政権を樹立させ、第二維新を成就しなければならない。
 
「増税の前にやることがある!」を合言葉に、「減税日本連合」の力で悪徳の「増税日本連合」を粉砕しなければならない。



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テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル : 政治・経済

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