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DATE: CATEGORY:日本の風景

改憲軍拡と悪化する医療環境<本澤二郎の「日本の風景」(3391A

<患者も大変、医療従事者も大変な地域の病院>

 日帰りの簡単な人間ドックを初めて、君津中央病院で受診したところ、いつも通り中性脂肪を指摘され、覚悟の治療をするため、昨日予約時間9時30分よりも30分早く病院についた。「予定時間だと何が起きるか心配」という思いが患者の側にあるためで、もうそれだけでも医療環境の悪化を印象付けている日本である。

 

 北欧では、こんな不安はないに違いない。改憲軍拡に血税を投入する、この6年間の政府の方針に病院環境は、確実に劣化している。駐車場が満杯だ。市内の郊外病院だから車でないと、この病院に来ることはできない。専用のバスが何台も見えるはずだが、1台もない。患者も、医療従事者も大変だ。そこにミスも起きがちだが、医の倫理不在が輪をかけているため、筆者はすでに二人の家族を亡くしている。

 

 以前、五輪担当の鈴木さん(鈴木善幸の長男)と会見、息子の医療事故を話し合った際、安倍晋三の弟も同じ病気だったという。息子は植物人間にされ、ついには東芝病院で入院直後に、個室に放置されて窒息死した。もう9年にもなるが、東芝は反省も謝罪もしない。こうした財閥の体質は、日韓の従軍慰安婦や徴用工問題にもこびりついたままで、たとえようもなくいやらしい。安倍の弟は、まともな医者に出会って、現在は国会議員である。もしも、息子と同じような運命だとしたら、母親の洋子夫人も半狂乱の挙句、亡くなっていたかもしれない。医療事故の恐怖を人々は気づいていない。

 

<傍らで「今日は無理、改めて7時に来なさい」と追い返される患者>

 何とかして車を駐車して病院の玄関を入ると、もう患者で膨れ上がっている。受付案内のコーナーには、ガイド役の看護師2,3人が応対に大忙しだ。

 当方は予約していたので、診察券を機械に挿入すると、スムーズに治療を受けることができたが、傍らの初診者は「もう本日は患者でいっぱい。改めて出直しなさい。午前7時に」と追い返されていた。

 

 この病院に辿り着くだけでも、患者も医師・看護師らも大変である。患者の方は半日を覚悟して来たのであろうが、哀れ追い返されてしまった。

 このさい、血税が改憲軍拡の方向に流れ込んでいる証拠に国民は覚醒すべきである。166億円の皇位継承費、東京五輪、G20と、それでも日本医師会は自民党を支持している。金もうけに走る医師会も、厚労省も狂ってしまっているのである。

 

<「専門の内科医に診てもらいなさい」にうんざり>

 やくざの街・木更津市の唯一の善政である今年で最後という人間ドックの受診者は、病院の勧めで脳ドックも受診した。すると、もうそれだけで3万円近い負担となるが、一生に一度のことだと覚悟して、無料のはずが、大きな負担となってしまった。

 

 結局のところ、中性脂肪の治療を受ける覚悟をしたのだが、担当医は「うちで診るよりも、内科の専門医がいい」という。その意味がよくつかめなかった。「この病院には専門の内科医がいない」のか、それとも「混んでいるから、そこいらの開業医に診てもらってはどうか」ということらしい。

 

 念のため、内科医のプロをネットで調べても見つからない。知り合いの医師にメールしたが、連絡をくれない。やむなく、君津中央病院にしたのだが、案の定、担当医は若い。失礼ながら、ベテランとはいいがたい。もっとも、将来は名医になるかもしれないが。ともあれ、こちらは籠の鳥だ。任せるほかない。

 

<不景気だけではない、劣化する地方の医療福祉環境>

 中国は北京の大病院を見学した人間だから、比べると、病院の対応は、よりスムーズである。医師の能力という点だと、友人は「中国の医師の担当する患者の数は、べら棒に多い。その分、経験が豊富なので実力がある。あなたの息子のような、膿と腫瘍を取り違えるような誤診はあり得ない」と断じる。

 

 確かに、息子の帝京の担当医は、東大OBの頭でっかちの臨床経験の少ない医師で、年齢からすると、ベテランのはずだったが、見事に失敗して、息子は希望の人生を奪われてしまった。哀れでならない。

 

 息子の死の衝撃と、東芝病院の無責任対応に妻が肺をやられていたが、開業医はレントゲンをとっても、単なる風邪と押し切って、その診断ミスで妻も3年後に、大金を使い果たしながら、あの世に逝ってしまった。

 悲しいかな、医療事故の連鎖に医師も病院も目を向けてはいない。遠因に、改憲軍拡の危険すぎる日本政治の存在に気づこうとしない政府と政党にうんざりである。

 

 20年余のデフレ経済は、地方経済をガタガタにしてしまっている。金融機関が黒田のゼロ金利で、倒産の危機に追いやられている。余計に医療環境・福祉環境は悪化している。

 幸運な健康人は気づいていないだろうが、改憲軍拡の余波はただ事ではないのである。国も地方も疲弊している。

 

<それでもやくざ関連の自民党が当選した千葉県>

 先の参院選で、自民党やくざ代議士の運転手が、どこでどうなったのか知る由もないが、千葉県で公明党の推薦を得てトップ当選を果たしている。千葉県警のやくざ捜査に、力が入らない原因の一つに違いない。むろん、医師会も支持したらしい。日本人の命は、改憲軍拡政治のおかげで、やくざも跋扈しながら、どんどんと悪化している!

 品格のある日本政治は遠くなるばかりだ。

2019年7月31日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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