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②「子供が片輪になっても原発 つくれ!」“下着ドロボー”高木毅を大臣にした父
親の汚すぎる原発利権 野尻民夫

2015.10.22 Litera

http://lite-ra.com/2015/10/post-1611.html

あの“下着ドロ”復興相の父親が原発でトンデモ発言を!(衆議院議員 高木毅HP
より)

「週刊文春」(文藝春秋)と「週刊新潮」(新潮社)に“下着ドロボー”の過去を
暴露され た復興・原発事故担 当大臣の高木毅氏。10月20日には記者会見で報道
の真偽を問われ「そんな事実はない」と釈明したが、しかし被害者の妹の証言に
つい て確認されると「記事 は読んだがわからない」「知らない」などとしどろ
もどろに。質問はその後も飛んだが、高木大臣は答えることなく逃げるように会
見を打 ち切った。

今日発売の「週刊新潮」の続報では「露出狂」疑惑まで浮上し、この“下着ドロ
ボー”問題はもはや言い逃れできない状況と言ってい いだろう。

それにしても、なぜこんな破廉恥な人物がのうのうと国会議員になり、大臣にま
でのぼりつめることができたのか。

それはズバリ、父親の高木孝一氏の力だ。孝一氏は、敦賀市議を2期、福井県議
を4期つとめた後、1979年から95年の長期に 渡って敦賀市長とし て市政を牛
耳った地元政界のドン。孝一氏はまさにこれを利用し、息子の下着ドロボーをそ
の権力で揉み消したのである。地元関係者がこ う証言する。

「毅さんが事件を起こしたのは、父親の孝一さんが市長だったとき。下着の窃盗
と住居侵入の疑いで敦賀署の取調べを受け、本人も容疑 を認めたが、市長が警
察に圧力をかけて事件化を押さえ込んだんです。被害者にも父親や勤務先の銀行
などを 通じてプレッシャーをかけ、地元マスコミにも金をばら撒くなどして、
事件をもみ消してしまった」

被害者女性の妹も「週刊新潮」の取材にこう証言している。

「姉が“騒がんといてくれ。勤め先にも迷惑かけたくない”って。父は“(高木氏
の父親の)市長も頭を下げてきた”“敦賀でお世話に なっとるし”と言ってて、そ
れで示談っていうか……」

しかも、この時、事件のもみ消しに全面協力したのが、敦賀を支配する原発ムラ
だった。被害者女性の勤務先の地元金融機関や父親の ところには、敦賀原発の
運営会社である日本原子力発電はじめ、電力関連会社から相当なプレッシャーが
かかったという。

「妹さんはそこまで深い事情を知らないようだが、実は原発関連のいろんな筋か
らの働きかけが一番、被害者を黙らせるのに、効いたようです」(前 出・地元
関 係者)

なぜ、原発ムラが事件ツブシに動いたのか。それはもちろん、高木氏の父親であ
る孝一氏が、市議、県議時代に敦賀原発誘致の旗振り役を担い、市長時 代は敦
賀原発の2号機建設を推進した筋金入りの原発推進派だったからだ。

 いや、たんなる推進派というレベルではない。1980年代はじめ、隣の石川県で
志賀原発の建設計画がもちあがったとき、高木市長 は志賀町に出向き、「原発
のススメ」ともいえるような講演を行っているのだが、そこでこんな信じられな
い発言をしているのだ。

「(原発誘致で)その代わりに百年たって片輪が生まれてくるやら、五十年後に
生まれた子供が全部、片輪になるやら、それはわかりま せんよ。わかりません
けど、いまの段階ではおやりになったほうがよいのではなかろうか」

 敦賀原発ではこの少し前に、コバルト60とマンガン54が漏洩するという重大事
故が起こり、さらにそれを隠蔽するという「事故隠し」が大きな問 題になって
いた。そ んな状況で「子供が片輪になっても」などと発言するのだから、その
神経を疑うしかない。

 しかも、高木市長のトンデモ発言はこれだけではなかった。このときの講演
テープを入手し、一部始終を暴露 した『日本の原発、どこで間違えたか』(内
橋克人/朝日新聞出版)によると、高木市長はこんなことも語っている。

「原発をもってきさえすれば、あとはタナボタ式にいくらでもカネは落ちてく
る。早い者勝ち!」

当時、原発誘致の是非を巡り揺れていたという志賀町で、高木市長はひたすらカ
ネが入ってくるんだから、原発を誘致しろ、という下 品な“原発のススメ”を語
り続けたのだ。

例えば敦賀原発は7年間で42億円が入ってきたという、電源三法交付金の自慢話
は序の口。高木市 長はあろうことか、敦賀原発の漏洩事故まで“儲け話”として
語っている。

「(漏洩事故で)売れないのには困ったけれども、まあそれぞれワカメの採取業
者とか、あるいは魚屋さんにいたしましても、これはシ メタ! ということな
んですね。売れなきゃあ、シメタと」
「それからがいよいよ原電に対するところの(補償)交渉でございます。そこで
私は、まあ、魚屋さんでも、あるいは民宿でも、百円損し たと思うものは百五
十円もらいなさいというのが、いわゆる私の趣旨であったんです」

事故が起これば補償で儲かる。高木市長は事故もカネになるから、大歓迎だとい
うのだ。
「まあ、いうなれば、率直にいうならば、一年に一回ぐらいは、あんなことがあ
ればいいがなあ、そういうふうなのが敦賀の町の現状な んです。(略)もうそ
んなんでホクホクなんですよ」

さらに高木市長は、裏金や協力金の存在を認め、自らの原電への“たかり”成功談
まで披露する。

「(敦賀の金ヶ崎宮の社殿が老朽化したので)今年ひとつやってやろうか、と。
そう思いまして、まあたいしたカネじゃございません が、六千万円でした けれ
ども、もうやっぱり原電、動燃へ、ポッポッと走っていった(会場にドッと笑
い)。あッ、わかりました、ということですぐにカネが 出ましてね」

「調子づきまして、こんどは北陸一の宮、(中略)これもひとつ、六億円で修復
したいと、市長という立場ではなくて、高木孝一個人が奉 賛会会長になりまし
て、六億円の修復をやろうと」

そのうえで、今回の講演旅行だけでも電力会社から3億円ひっぱれると豪語し、
志賀町の関係者にも原発で一儲けを勧めたのだ。

「きょうはここまで(講演に)きましたんで、新年会をひとつ、金沢でやって、
明日はまた富山の北電(北陸電力)へ行きましてね、一 億円寄付してくれ (会
場にドッと笑い)。これでも皆さん、三億円、すでにできた。こんなのつくる
の、わけないなあ、こういうふうに思っとる(再び会場 に笑い)」

「そりゃあもうまったくタナボタ式の町づくりができるんじゃなかろうか、と、
そういうことで私はみなさんに(原発を)おすすめした い」

 カネのためには毒まで喰らうという姿勢を隠しもしない高木市長。たしかにこ
こまで、原発利権にズブズブに漬かっている人物なら、息子の事件もみ 消し
に、原発関連会社を動 かすことなどわけないだろう。

いや、事件もみ消しだけではない。息子の高木毅氏が国政に進出できたのも、こ
の原発利権のおかげだった。高木市長が露骨な講演で 誘致に全面協力した志賀
原発は、当時、地元で熾烈な反対運動が起きていた。それを札束攻勢や暴力団を
使って封じ込め、建設にこぎつけさせたのが、当時、根 上町町長の森茂喜氏、
そ してその息子で、当時は衆院議員、今も安倍首相の親分として政界に暗躍す
る森喜朗だった。

「つまり、原発利権が結びつける形で、高木市長と森さんの間にパイプができ
た。それで、森さんが全面バックアップして、息子の毅さ んに1996年の 衆院選
で初出馬させ、2000年に初当選させるわけです。今回の大臣抜擢も、細田派とそ
のバックにいる森さんの猛プッシュがあったと いわれています」(政 界関係者)

ようするに、高木毅氏が破廉恥事件を起こしたにもかかわらず、国政進出、大臣
にまでのぼりつめたのは、原発ムラのおかげなのであ る。そして、毅氏は今も
選挙では、電力会社、原発関連企業の全面支援を受け、原発ムラとはズブズブの
関係にあ る。

そう考えると、今回の問題は、たんに安倍首相が、“下着ドロボー”の過去をもつ
破廉恥政治家を 閣僚にしたというだけではない。「金が儲かれば子供が片輪に
なってもかまわない」などという発言を平気でする父親の原発利権をそっく り
引き継ぎ、その原発 利権に犯罪をもみ消してもらった、原発利権ズブズブの人
物をあろうことか、原発業界にもっとも厳しい監視の目を向けねばならない原発
事故担当・復興大臣に 据えたということだ。
 国民をなめているとしか思えない、情実と利権の人事。この国の国民はいつま
で、こんな政権を放置しておくのか。
(野尻民夫)






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